独身者、一人暮らし世帯の増加と共に需要が増えている「お一人様向けの商品」。当サイトでは、定番になりつつあるお一人様用@通販カタログ

「一人前のグルメ」から、こたつやソファーなどの「一人用の生活用品」まで、一人暮らしを応援する通販情報サイトです。

自粛ムードの中の「おひとりさま市場」

近年注目を集める「おひとりさま市場」。

急激にスポットライトが当たり出したのは、やはりコロナ禍以降ではないでしょうか。

新型コロナウイルスの流行による自粛ムードで、多人数での食事や外出が避けられるようになり、これにより一人で食事やレジャーを楽しむ「おひとりさま消費」が急激に拡大するようになりました。


コロナ禍において、一躍有名になったワードに「テレワーク」がありますが、これに伴い「自宅で一人で」という需要が増えたのも「おひとりさま市場」を拡大させる代表的な要因とも言えます。

なかでも動画や映画、音楽のサブスク系サービスの利用率の伸びは顕著で、この傾向は今後も続く事が予想されています。


もう一つ、コロナ禍を機によく耳にするようになったワードに「テイクアウト」や「デリバリーサービス」があります。

多くの飲食店が「お持ち帰り」や「出前」に力を入れ出したことで、こちらもまた「自宅で一人で」という需要を増加させる要因になりました。


これらの傾向を見ると、どうやらコロナ禍においては、「足を伸ばさずに自宅で」がトレンドになっているように思えます。


新型コロナウイルスの流行は、今までの生活スタイルを大きく変化させたと言われますが、その影響は流行が終息しても残ることが考えられます。

取り分け「おひとりさま市場」の拡大は、今後も後退することはないと予測されています。

何故でしょうか?

今後も「おひとりさま市場」が拡大すると考えられる要因@

そもそも「おひとりさま市場」は、新型コロナウイルスの流行以前から増加傾向にありました。

矢野経済研究所の調査によると、1人来店客の利用金額ベースは、2015年には68,946億円でしたが、2019年には79,133億円と、大きな伸びを見せています。

外食や中食以外にも、賃貸住宅、宿泊、カラオケ、遊園地やテーマパーク、葬祭ビジネス、セルフ給油所、コインランドリー、セルフレジ、セルフプレジャーなどの「おひとりさま市場」は、コロナ禍以前から増加傾向にあります。

逆に減少傾向にあるのが、婚活関連のビジネスです。

婚活ビジネスの減少は、独身者の増加と言う世相の表れだと言って良いと思います。

つまり、独身者をはじめとする単身世帯の増加が、「おひとりさま市場」を拡大し、それが需要に繋がっていると結論付けることが出来るのです。

「独身者の増加」はコロナ禍とは、まったく関係の無い動きです。

つまり、コロナ禍があろうがなかろうが、「おひとりさま市場」は拡大を続けるであろうと考えられるのです。

先の矢野経済研究所も以下のように分析しています。

『単身世帯数が増加しており、いわゆる「お独りさま」が増えているほか、ライフスタイルの変化や趣味・嗜好の多様化などにより、一人で行動・消費することを好む「お一人さま」も増加している。その結果として、おひとりさまが市場の担い手となっている産業も数多く存在し、経済に与える影響も徐々に拡大している。』

今後も「おひとりさま市場」が拡大すると考えられる要因A

「おひとりさま」は、何も日本だけでなく、世界的に増加傾向にあります。

一人暮らし率は北米と西ヨーロッパが最も高く、単身世帯数は、アメリカで2000年から2025年の間に35%、イングランドで2006年から2031年の間に60%増加することが予測されています。

また、世界最大の人口を抱える中国でも、離婚率の上昇、高齢化、そして一人っ子政策による独身男性の余剰といった要素が絡まり、単身世帯数の増加を生んでいます。

これら以外にも、社会福祉制度先進国と言われるスウェーデンやフィンランドは、どこの国よりも独身者が多く、それぞれ全体の59%と41%が一人暮らしとなっています。

こういった世界的な単身世帯の増加は、何故生まれてきたのでしょうか?

目に見える要因としては、婚姻率の低下、離婚率の上昇、初婚年齢の上昇、出産率の低下、そして平均寿命の上昇などがあげられると思います。

また、経済発展や社会保障によって一人で生活するだけのゆとりが出来たのも、一人暮らしが増えた大きな要因なのかもしれません。

特に女性の社会的、経済的な自立は大きな要因になっていると思われます。

また、これらに伴う個々の意識の変化も近年の単身世帯の増加に関係があるのではないでしょうか。

つまり、経済的なゆとりが"ひとり"でいることにも価値を見出したという事です。

今や独身でいることが、ライフスタイルの選択肢の一つとして考えられるようになりました。

そこに自身の満足度を求める方は、今後も増えていくことが予想されます。

以上「インテージ調べ」を参考。

今後も「おひとりさま市場」が拡大すると考えられる要因B

世界や日本で単身世帯が増加傾向にあるというのはお判りいただけたでしょうか。

これに伴うライフスタイルの変化や趣味の多様化などにより、一人での行動・消費も当然ながら増加傾向にあります。

こういった傾向は、今後あらゆる業種で一人利用を対象としたサービスの提供の増加に繋がっていくだろうと思われています。

以前から「ひとりラーメン」や「ひとりファーストフード」は、よく見られる行動でしたが、その後「ひとり焼肉」や「ひとり旅行」「ひとりカラオケ」へと広がりを見せたのが、コロナ禍前までの動きでした。

もちろん、単身世帯が増加傾向にある海外でも状況は同じです。

コロナ禍以前から、レストランで一人で食事する人の姿はよく見られたものでしたし、一人旅を経験した人なんて数えられないぐらい存在していました。

この頃の「おひとりさま市場」は、外向きが主流だったのです。

それが「サブスク系サービス」や「テイクアウト」といった、内向きのサービスに変化していったのがコロナ禍の真っただ中です。

以後は、「おひとりさま市場」の舞台もホーム(自宅)が主流となっていきました。

コロナ禍が去った後の状況がどう変化するかは、今後の動向次第だと思います。

しかし、単身世帯が増加していくと見られる以上、大きな需要は見込めるはずです。

同時に世界的なこの流れの中、様々な業種が「おひとりさま」を対象としたサービスに目を向けているのも必然的なことでしょう。

聞けば、今までになかったような、便利で楽しく利用できるサービスも、国内外の垣根を越えて増えてきているようです。(ウーバーイーツなどは良い例)

サービスが向上すれば利用者もさらに増えるでしょう。

今や「おひとりさま」以外の人でも一人で消費、行動する気運は高まっています。

故に、今後も「おひとりさま市場」は、拡大していくものだと予想できるのです。

代表的な「おひとりさま市場」の商品とサービス

・ひとりカラオケ
2011年頃から急激に広まりました。今では当たり前のものとなっています。

・ひとり旅行ツアー
旅行会社各社が一人向けプランを多数打ち出しています。

・デリバリーサービス
「ウーバーイーツ」や「出前館」などが有名です。「おひとりさま便」など「おひとりさま」用のサービスを提供する所もあります。

・ひとり焼肉
「おひとりさま需要」に応え、一人席を用意している店や、ひとり焼肉に特化したお店も登場しています。

・ひとり用家電
単身世帯向けの一人用の家電も品ぞろえが充実してきました。


「ひとりカラオケ」や「ひとり旅行ツアー」は、コロナ禍前から需要はありますし、今では当たり前のサービスですが、「デリバリーサービス」や「ひとり用家電」などは、コロナ禍の中、急激に注目され出したサービスです。

ですから、今後の動向次第では、さらに需要は高まっていきそうです。

今後も拡大する「おひとりさま市場」

inserted by FC2 system